【アカペラライブ】ライブ予算・チケット料金の考え方

shige

こんにちは、しげです。

アカペラライブを初めて企画するのは、ワクワクする反面、いろいろなことを考えなければならないので少し不安もあるかもしれません。

その中でも「予算」については、特に悩むポイントですよね。

どのくらいの費用をかけて、どうやってチケット料金を設定すればよいか、しっかり理解しておけば、ライブ当日も安心して楽しむことができます。

今回は、アカペラ初心者でも安心してライブを企画できるように、予算の決め方やチケット料金の設定方法について詳しく紹介していきます。

ぜひ参考にして、素敵なライブを実現させてくださいね!

ライブハウスの相場感

まず最初に、ライブハウスのレンタル料金の相場感を知っておくことが大切です。地域によって異なりますが、以下は関西の一般的な相場です。

  • 集客規模:30〜50名 → 予算感:5万〜10万円
  • 集客規模:50〜80名 → 予算感:10万〜15万円
  • 集客規模:80〜100名 → 予算感:15万円〜

上記はあくまで目安なので、利用する地域やライブハウスによって変動します。

具体的な料金は、実際にライブハウスに問い合わせて確認してください。

ライブにかかるその他の費用

ライブを開催する際には、会場費以外にもさまざまな費用がかかります。ここでは主なものを紹介します。

  • 会場でのドリンク代
    多くのライブハウスでは、来場者がドリンクを購入するシステムになっており、その分が会場側への支払いとなります。
  • クリエイティブ制作費
    フライヤーやポスター、SNS用の宣伝画像などの制作費が発生する場合もあります。デザインを外注するか、自己制作するかで費用が変動します。
  • ツール利用料や手数料
    チケット販売ツールを利用する場合、その手数料も考慮しておく必要があります。

ライブハウスは、収益モデルとしては飲食店と近いです。ライブ会場としての利用だとしても、最低でもドリンクくらいはオーダーするようにしましょう。

ちなみに、Googleフォームでもチケットの申し込みフォームを作成できます。

Googleアカウントが必要ですが、利用は無料なので、コストを抑えたい方にはおすすめです。

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ライブハウスのレンタル形式を理解しよう

ライブハウスの利用方法には、主に以下の2つがあります。自分のライブの規模や条件に合わせて選びましょう。

ホールレンタル、貸切利用

完全に会場を貸し切る形式。出演者が集客を行い、会場代をカバーします。

事前に支払う金額が決まっているので、サークルライブや主催ライブの場合、この形式で会場をレンタルすることが多い印象です。

自分の自由にライブを進められる一方で、会場によっては費用が高かったり、集客が負担になることもあります。

ブッキングライブ利用

ある程度集客できる見込みがある場合、ブッキング形式でレンタルさせてもらえることがあります。

本来の「ブッキング形式」は、ライブハウスが出演者を「ブッキング(予約)」してくれるスタイルのレンタル方法です。

簡単に言うと、ライブハウス側が出演者を選んで、イベントをまとめてくれる「ライブハウスが主催するイベントに出演する形」です。

ですが、自分たちが主催する場合でも、ブッキング形式で会場を利用させてもらえることがあります。

例えば、

・チケット代900円で、40名程度集客見込み
・一人1ドリンク以上の注文必須
・41名以上分は、半額チャージバック

のような形で、条件を提案してみましょう。チケット料金や集客数など、会場目線での採算があうようであれば、利用できることがあります。

ブッキング形式の場合、貸切利用ではないので、自分たちのサークルや関係者以外の、一般のお客さんが来場される可能性がありますが、それでも問題ないのであれば、ブッキング形式でのレンタルも検討してみてもよいかもしれません。

どちらの形式を選ぶにしても、事前にメールや電話で問い合わせて確認することが大切です。

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チケットノルマについて

チケットノルマの設定について、いくつかのパターンをご紹介します。

出演グループにチケットノルマを負担してもらう方法

各出演グループにチケットノルマを設定し、その売上で会場費をカバーする方法です。

例えば、4組でのユニットライブ、会場費10万円、チケット代1,000円の場合、

10万円÷4組=2.5万円
2.5万円÷チケット1,000円=一組あたりのチケットノルマ25枚

のようなイメージです。

上記例の場合、追加で確認すべき事項として、

  • 25枚×4組=100名のお客さんがくる計算だが、会場のキャパシティ的に問題ないか
  • ノルマを超える集客分について、全額バック、半額バックなど、チケット代のいくらかを出演者に返金するのか、しないのか
  • 未達の場合の対応について(未集客分は、出演グループが負担する など)

について事前に確認し、取り決めておく必要があります。

出演費として、出演グループで会場費を負担する方法

チケットノルマを設ける代わりに、出演者がライブハウス代を負担します。集客数に応じて、チャージバックを設定すれば、出演者の負担を軽くすることもできます。

例えば、4組でのユニットライブ、会場費10万円、チケット代1,000円の場合、

10万円÷4組=一組あたりの出演費2.5万円
チケット1,000円×当日の集客数=出演グループに返金

のようなイメージです。

集客ノルマがない代わりに、一人当たりの負担金が大きくなりがちです。

ハイブリッド方式

会場費を出演者で割り勘する方法です。ただし、事前に金額を明確にしておかないと、当日にトラブルが起きやすくなるので注意しましょう。

例えば、4組でのユニットライブ、会場費10万円、チケット代1,000円で60人集客した場合、

10万円−(1,000円×60人)=4万円
4万円÷4組=一組あたりの出演費1万円

のようなイメージです。

どの方法にしても、事前に出演者としっかり話し合い、全員が納得できる形にすることが、円滑にライブを進行させるためのポイントです。

ブッキング形式で、出演者もチケット代を負担する

前述のブッキング形式で、会場を利用することができれば、一人あたりの負担を減らすことができる場合があります。

例えば、4組(24名)でのユニットライブ、チケット代1,000円の場合、出演者もチケット代とドリンク代を負担する前提であれば、

・チケット代1,000円で、出演者24名+集客約25〜30名想定=約50名動員見込み
・一人1ドリンク以上の注文必須

という形で、ライブハウスに提案することが可能です。

会場のキャパシティや、会場の採算次第ですが、この形式であれば、出演者もお客さんも同額のチケット代の負担で、会場を利用することができます。

大人数が出演する交流ライブの企画などの参考にしてください。

おわりに

初めてのアカペラライブ企画は緊張もありますが、しっかり予算と計画を立てることで、安心して準備を進められます。

  • 予算感を把握し、ライブハウスの相場や追加費用に備える。
  • チケット料金やノルマ、出演者の負担について事前に合意する。
  • 出演者や関係者とのコミュニケーションを大切にし、トラブルを未然に防ぐ。

これらをしっかりと準備すれば、当日は素晴らしいライブを作り上げることができます。どうぞ楽しんで準備を進めてくださいね!

ライブが成功することを、心から願っています!

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アカペラ/合唱 他
だるまをこよなく愛する6人。世界平和をモットーに歌います。
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